頭の回転が速い人の話し方 著者 岡田 斗司夫

自己投資

おすすめ度:★★★★☆(80%)

目次

  • 第一章 なぜ、あなたの話は伝わらないのか?
  • 第二章 なぜ、あなたの意見は共感されないのか?
  • 第三章 「話し方」を武器にする
  • 第四章 確実に最適解を生み出す話し方
  • 第五章 あなたの頭の回転を倍速化するレッスン

印象に残ったこと

本書で印象に残ったのは、「伝え方」と「考え方」はセットで鍛えるものだということです。

話し方のテクニックを紹介する本だと思って読み始めましたが、それ以上に「どう考え、どう相手を理解するか」が中心の内容でした。

① ユニバーサル・トーク

本書では、「誰にでも伝わる話し方」をユニバーサル・トークと呼んでいます。

大切なのは、自分が話したいことではなく、相手がどんな価値観や立場で話を聞いているのかを理解することです。

例えば、

  • 家族
  • 友人
  • 上司
  • 部下
  • 初対面の人

では、同じ内容でも伝え方は変わります。

さらに、現代はSNSやインターネットを通じて、多くの人に情報を届ける時代です。

相手を理解する視点や、幅広い価値観を受け入れる姿勢が、以前にも増して重要になっていると感じました。

ブログを書いていても、まさに同じことを実感します。

自分が書きたいことではなく、「読者が何を知りたいのか」を考えることが大切です。

② 戦闘思考力

本書でもっとも面白かったのが、「戦闘思考力」という考え方でした。

戦闘思考力は、

  • 言い返す力
  • 分析する力
  • 考察する力
  • 発想する力

の4つで構成されます。

そして、それらを状況に応じて使い分けるために、

  • トップギア(瞬時の判断)
  • ミドルギア(対話しながら考える)
  • ロウギア(じっくり考える)

という思考のスピードを切り替えることが重要だと説明されています。

この考え方には、とても納得しました。

会社でも、

  • 雑談
  • 会議
  • プレゼン
  • 質疑応答
  • 資料作成

では求められる思考スピードがまったく違います。

仕事ができる人ほど、このギアチェンジが自然にできているように感じます。

私の会社の社長もまさにそうです。

営業先では相手に合わせて会話をし、会議では瞬時に判断し、経営についてはじっくり考える。

場面ごとに思考のスピードを自在に切り替えているからこそ、あらゆる場面で成果を出せるのだと思いました。

一方で、何でもすぐに答える人が必ずしも仕事ができるとは限りません。

返答は速くても、内容が浅かったり、十分に考えられていなかったりすることもあります。

「速く考える力」だけではなく、「じっくり考える力」も同じくらい大切なのだと改めて感じました。

そして本書では、ロウギアを鍛える方法として「本を読み、自分の言葉でまとめること」が効果的だと紹介されていました。

まさに、今このブログで続けている読書記録そのものです。

読んで終わりではなく、自分の考えを整理して発信することが、思考力を鍛えるトレーニングになっているのだと実感しました。

読んだ感想

「頭の回転が速い人」と聞くと、生まれつきの才能だと思いがちです。

しかし、本書では思考のスピードを場面ごとに使い分けることが重要だと教えてくれます。

この「戦闘思考力」という考え方が非常に面白く、一気に読み進めることができました。

管理職として会議に参加する機会も多いので、「今はトップギアなのか、ロウギアなのか」と意識するだけでも、考え方が変わりそうです。

今後、社内のミーティングや部下との面談でも、この考え方を意識しながらコミュニケーションを取っていきたいと思います。


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