小さな修養論 著者 藤尾 秀昭

人生観、仕事観

目次

第一章人間のめざすもの

第二章長の条件

第三章心術の工夫

第四章考え方 生き方

第五章人たるの道

印象に残ったこと

①君子は其の位に素して行い、其の外を願わず

地位が高くても、低くても、辺鄙な地にいる時も、苦難の時もその立場にある者として最高最善の努力をする。

会社員という立場なので、転勤や昇格、降格などあるが置かれた立場で最善を尽くすことが重要だと改めて感じた。1月1日付けで異動が発令され、上司が部下になった。また、大阪の勤務が延期されるということもできてた。業務内容に関しては多少変化するぐらいだが、気持ちの面での変化は大きい。部下が上司になるということが起きること自体は会社なのでありうることだが、その現実自体にはやや動揺する。元上司も今は内心キツイと思うが、実直に業務にあたってほしいと思う。

②不易流行

不易とは時代がいくら変わっても不変なもの、流行とは時とともに移り変わっていくもの。仕事もそうだなと痛感した。スキルや考え方は不変なもの。自動販売機の商品のラインナップは人の好み、流行り、気温により変化させていく必要がある。残業時間の制約がかなり厳しい中で売上を確保しようとすると以前は小手先でそこそこやれていたことも、今はムリ。しっかりとスキルや考えたを確立していかないといけないと実感する2024年だった。

③ゲーテの『処世のおきて』

済んだことをくよくよせぬこと、滅多なことに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ人を憎まぬこと、未来を神に任せること

その通りだと思った。終わったことで一人反省会をするよりも、今何ができるかに集中する。この本全般のメッセージとして、今を全力で生きるということが全面に出ていた。なぜなら、人それぞれのおかれた環境が全て自分の修行の場なのだから。1月いきなり予算との乖離が出ているのが気になるがやるべきことに集中して仕事をする。

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