最近、ふと考えることがあります。
アベノミクスでは、「大企業が利益を上げれば、その恩恵が中小企業や家計にも広がっていく」という、いわゆるトリクルダウンの考え方がありました。
では、その恩恵は本当に広く届いたのでしょうか。
私が飲料自動販売機業界で働いている実感としては、少し違う景色が見えています。
最近はAIや半導体関連企業の業績が好調で、株価も高い水準です。
一方で、私の会社では、
- 原材料価格の上昇
- ゴミ袋など資材価格の値上げ
- 電子マネー対応のランニングコスト
- 人件費の上昇
など、経費は増える一方です。
利益を出すことは以前より難しくなっています。
もちろん、NISAなどを通じて投資をしている人は、株価上昇の恩恵を受けています。私自身も資産運用をしているので、その恩恵を感じる場面があります。
しかし、会社員として働く立場で見ると、「景気が良い」という実感はあまりありません。
最近では、高市早苗氏の積極財政についても話題になりますが、もし株価や企業業績を押し上げる政策が中心になるのであれば、その恩恵を最も受けるのは、やはり投資資産を持っている人ではないか、と考えることがあります。
もちろん、株価の上昇が設備投資や賃上げにつながり、最終的に経済全体へ波及する可能性はあります。一方で、その波及の程度やスピードについては、専門家の間でもさまざまな見方があります。
だからこそ私は、「働いて収入を得ること」と「資産を育てること」の両方が大切だと考えています。
会社員として仕事に取り組みながら、NISAなどを活用して少しずつ資産も築いていく。
物価上昇が続く今の時代は、その両輪で家計を守っていくことが必要なのではないでしょうか。

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