著者:堀田 秀吾

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85%
この本の内容
「時間術」というと、タイパ(タイムパフォーマンス)や効率アップのテクニックを思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、本書で一貫して伝えているのは少し違います。
「時間を増やそうとするより、時間のムダや先延ばしを減らす習慣を身につけよう」
という考え方です。
心理学や脳科学など、科学的な研究をもとに「時間を有意義に使いこなす52の習慣」が紹介されています。
40代になり、管理職として働く私には共感できる内容が多くありました。
印象に残ったこと
① 年齢を重ねるほど時間は早く感じる
本書では、
年齢を重ねるほど時間は加速して感じる。
と言われています。
だからこそ、
「今、この瞬間」に集中することが重要だそうです。
仕事をしていても、
「来月どうしよう」
「来年はどうなるだろう」
と未来ばかり考えてしまうことがあります。
もちろん計画は必要ですが、心配ばかりしても時間は過ぎていきます。
今やるべきことに集中するほうが、結果として充実した一日になります。
これは以前ブログでも書いた「まだ起きていない未来を心配しすぎない」という考え方にも通じる内容でした。
② 睡眠不足は時間を奪う
睡眠時間を削れば使える時間は増える。
以前は私もそう考えていました。
しかし本書では、
睡眠不足になると、
- 感情的になりやすい
- 集中力が下がる
- 先延ばししやすくなる
と紹介されています。
最近、健康診断の問診で睡眠について医師と話す機会がありました。
睡眠時間だけではなく、「日中をどれだけ元気に過ごせるか」が大切だと改めて感じています。
時間術というと起きている時間ばかり考えがちですが、良い睡眠も立派な時間術なのだと思いました。
③ 「十分に良い」を選ぶ
特に印象に残った言葉です。
私たちは、
「もっと良い方法があるのでは」
と考え続けることがあります。
しかし、その迷いの多くは情報不足ではなく、
未来を想像しすぎていること
が原因だそうです。
100点を探し続けるより、
80点でも十分と思って行動したほうが時間を有効に使えます。
ブログを書いていても、
「もっと良い文章が書けるかも」
と思って公開できないより、一度公開して改善していくほうが前に進めます。
④ 生産性は人間関係で決まる
仕事ができる人は集中力が高い。
そう思っていました。
しかし本書では、
安心して仕事ができる環境こそ、生産性を高める
と書かれていました。
管理職になって特に感じるのは、
部下が相談しやすい雰囲気がある部署ほど、仕事がスムーズに進むということです。
逆に、人間関係が悪い職場では、小さな確認や相談が減り、結果としてミスややり直しが増えてしまいます。
仕事の速さは、スキルだけではなく、人間関係によっても大きく左右されることを改めて実感しました。
本との相性
時間術の本というより、「時間との付き合い方」を見直す本でした。
派手なテクニックは多くありません。
その代わり、普段の生活の中で少し意識を変えるだけで実践できる内容が多く、非常に読みやすい一冊でした。
特に40代以降の会社員や管理職の方には共感できる部分が多いと思います。
時間は誰にでも平等ですが、その使い方は習慣で変えられます。
「時間を増やす」のではなく、「時間をムダにしない」。
そんな考え方を学べた一冊でした。

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