毎月、日本生命の担当者の方からいただく『経営情報』を楽しみにしています。
2026年8月号では「DXお悩み相談室 第12回 成果の出せるDXとは?」という記事が掲載されていました。
そこで印象に残ったのが、この言葉です。
「社長の目的意識とリーダーシップがDXの成否を分ける」
さらに、欧米企業と日本企業の違いについての説明に考えさせられました。
日本企業は「DXありき」になっていないか?
記事では、欧米企業は
「デジタルを使って、ビジネスモデルそのものや、お客様への価値の届け方を変える」
という考え方でDXを進めているそうです。
つまり、
- 自社はどこで戦うのか
- お客様にどんな価値を届けたいのか
という経営の問いが最初にあり、その実現手段としてデジタルを活用しています。
一方、日本企業は、
「システムを導入しよう」
「AIを使おう」
「DXを進めよう」
と、手段から考えてしまうケースが多いという内容でした。
この”順番の違い”が非常に印象的でした。
私の会社でもDXは進んでいる
私の会社でもDXは少しずつ進んでいます。
飲料自動販売機を運営する会社なので、
- 自販機ごとの売上
- 商品別販売実績
- ルートごとの販売データ
- 売り切れ損失
- 商品構成
- 残業時間
など、膨大なデータを毎日確認しています。
そのデータをもとに、
- 商品構成の見直し
- 売り切れ損失の改善
- ルートの効率化
- 残業時間の削減
につなげています。
こう考えると、DXそのものはかなり進んでいるのかもしれません。
それでも忘れてはいけないこと
しかし、今回の記事を読んで感じたのは、
「何のためにDXをするのか?」
という原点です。
例えば、
- どの市場で勝負するのか
- どんな自販機会社を目指すのか
- お客様にどんな価値を提供したいのか
この問いが曖昧なままでは、どれだけデータを集めても、本当の意味で成果は出ないのかもしれません。
データは答えを出してくれますが、何を問いかけるかは人が決める仕事です。
時間術にも通じる考え方
私は時間術とは、
「やることを減らすこと」
ではなく、
「本当に考えるべきことに時間を使うこと」
だと思っています。
DXも同じです。
システムやAIを導入することが目的ではありません。
まずは、
「自社はどこで戦うのか」
「お客様へどんな価値を届けたいのか」
という問いに向き合う時間を持つこと。
その答えを実現するためにデジタルを活用する。
この順番を忘れないことが、本当に成果の出るDXにつながるのだと改めて感じました。
あとがき
今回の記事を読んで、次回の会議では数字やシステムの話だけでなく、「私たちは何を目指す会社なのか」というテーマについても話し合ってみたいと思いました。DXは目的ではなく手段。その原点を忘れない組織づくりを目指していきたいと思います。


コメント