先日、昨年8月に入社した社員との毎月の面談で、退職を考えているという相談を受けました。
本人は正社員として働きたいという希望を持っています。
しかし、会社としては現時点で正社員登用は難しいという判断を伝えました。
その理由は単純です。
まだ会社が求めるレベルに達していないからです。
例えば、お客様とのやり取りでトラブルになり、取引先から出入りを断られたことがありました。
また、一つひとつの説明についても、一度では理解が難しく、何度か説明しなければならない場面があります。
もちろん、言葉の違いや育った環境の違いも影響している部分はあると思います。
しかし、正社員になるということは、会社を代表して仕事を任されるということです。
「元気に挨拶ができる」だけでは足りません。
相手の立場を理解し、正確に仕事を進められることも求められます。
「早く仕事を終えてプライベートを充実させたい」
面談の中で本人は、
「早く仕事を終わらせて、お金を稼ぎ、プライベートを充実させたい」
という考えを話してくれました。
その気持ちはよく分かります。
私も時間を作ることの大切さを、このブログで何度も書いています。
ただ、現実には仕事を早く終えられる人ほど、高いスキルを持っています。
経験を積み、判断力が身につき、ミスが減るからこそ効率が上がります。
最初から短時間で成果を出せる仕事は、ほとんどありません。
管理職として考えたこと
今回改めて感じたのは、「会社が求めること」と「本人が思い描く働き方」にギャップがあるということです。
管理職の役割は、そのギャップをできるだけ分かりやすく伝えることでもあります。
厳しいことを伝えるのは簡単ではありません。
しかし、期待を持たせたまま正社員にすることは、本人にとっても会社にとっても良い結果にはならないと思っています。
若いからこそ、これから
本人はまだ20代後半です。
だからこそ、これからいくらでも成長できますし、自分に合った仕事を見つけるチャンスもあります。
もし転職するのであれば、「早く終わる仕事」を探すのではなく、「自分の強みを活かせる仕事」を探してほしいと思います。
働き方は人それぞれですが、自由な時間や収入は、スキルや信頼を積み重ねた先に少しずつ手に入るものだと、私は管理職として日々感じています。

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