
結論
人生を豊かにするのは、お金や地位ではなく**「利他の精神」**である。
今回読んだのは、イエローハット創業者・鍵山秀三郎さんの『人生の作法』です。
本書は、
- お金の作法
- 人間関係の作法
- 時間の作法
- 話し方の作法
- 家庭の作法
- 健康の作法
- 教養の作法
- 社会生活の作法
の8つのテーマで構成されています。
読んで感じたのは、「理想論」ではなく、著者自身が実践し続けてきた生き方そのものが書かれているということです。その結果まで紹介されており、とても説得力がありました。
時間の作法
特に印象に残ったのは、
「時間は命そのものと心得る」
という言葉です。
本書では、ビジネスマンが物探しに費やす時間は年間約6週間になるという話が紹介されていました。
この数字には驚きました。
お金や物の無駄遣いは目に見えるため気づきやすいですが、時間は目に見えません。そのため、知らないうちに浪費してしまいます。
私自身も管理職になってから、時間の使い方を何度も見直してきました。
会議を減らす、ルールを作る、ChatGPTを活用するなど、「時間を生み出す仕組み」を意識するようになってから、以前より多くの仕事をこなせるようになりました。
時間は誰にでも平等ですが、一度過ぎた時間は二度と戻ってきません。だからこそ、一つひとつの時間を大切に過ごしたいと改めて感じました。
家庭の作法
もう一つ印象に残ったのが、
「子どもは親が言ったようには育たず、親がやったように育つ」
という言葉です。
「勉強しなさい」「友達を大切にしなさい」と言葉で伝えることも大切ですが、それ以上に子どもは親の行動を見ています。
私は3人の子どもがいます。
単身赴任で大阪にいるため、一緒に過ごせる時間は限られています。
昨年、子どもたちが単身赴任先へ遊びに来たとき、ワンルームの部屋を見た次男が、
「こんな狭い部屋から早く帰ってきちゃえば。」
と言いました。
その一言を聞いて、「家族なりに私の生活を理解してくれているんだな」と少しうれしくなりました。
著者は、
「あなた自身が、子どもが気の毒に思うほどの仕事への取り組み、生き方をしてみてください。」
と書いています。
とても重みのある言葉です。
子どもに何を教えるかよりも、自分がどんな姿を見せるか。
仕事への向き合い方も、家族との接し方も、すべて子どもは見ているのだと改めて考えさせられました。
まとめ
『人生の作法』は、人生のテクニックを学ぶ本ではありません。
毎日の仕事や家庭での行動を少しずつ見直し、「人のために行動する」という利他の精神を積み重ねることが、豊かな人生につながることを教えてくれる一冊でした。
40代になった今だからこそ、この本の言葉が心に響いたように感じます。


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